前回の日記では、URデルバーで使用する舞台照らしについて考察しました。

青いデッキで舞台照らしを使用するにあたり、打ち消しを多数取れない関係上コンボデッキに対しガードが下がってしまうというデメリットを、ニヴメイガスの精霊で解消するという構築にしたのは前回の通りです。

さて、URデルバーにおける舞台照らしの使用感についてもう少し掘り下げててみると、実際は火力を大して利用しなくても1マナ生物が2種8枚ほどいれば絢爛達成を十分狙える事が分かりました。火力を多めに取ったとしても基本的に除去として扱いたいため温存したい場面が多く、本体に火力→舞台照らしで絢爛達成、という動きは殆どしなかったのです。
それに元々素の3マナで唱えても許容範囲内であるため、デルバーデッキで使うならURデルバーしかないと決めつけていた当初の構想は、完全な思い込みということが分かりました。

URにこだわらなくても良いということは他の色を足すという選択肢が生まれるということになりますが、UR以外の色で打ち消しに次ぐ軽量の妨害手段と言えば、やはりハンデスが真っ先に候補に上がります。
そのハンデスはというと、舞台照らしからめくれても全く問題なく、軽くて使いやすく、デルバーやヤンパイとの相性も良い。構築の邪魔をしなくて自然と採用できるという、なんとも良い事尽くしではありませんか。

ということで、早速グリクシスカラーにして構築してみました。


4秘密を掘り下げる者
4プテラマンダー
2若き紅蓮術士
2真の名の宿敵
12
4渦まく知識
4思案
4舞台照らし
4稲妻
2思考囲い
1陰謀団式療法
1削剥
2苦花
4目くらまし
4意志の力
30
3Volcanic Island
3Underground Sea
4不毛の大地
4血染めのぬかるみ
4汚染された三角州
18

※SBは割愛


グリクシスデルバーにおける生物の代名詞と言えばやはりアンコウですが、さすがに舞台照らしとの相性を考えると1マナ生物は2種欲しいので、そこはプテラマンダーで代用。
※余談ではありますが、当時DN初期の頃に書いた宝船の巡航最盛期に組み込んでいたURデルバータッチセラピーの構想に近く、それを思い起こしたら非常に懐かしさを覚えました。

そしてせっかく黒を採用しているので、今回は最近のコントロールメタとして対抗できる苦花を採用しています。ただこの辺りは今後のメタ次第で変わってくる可能性も十分あります。例えばコンボが増えるなら苦花不採用のヤンパイを4にしたり、デルバー系が増えるなハンデスはあくまでサイドプランとして代わりに火力を増やして生物に対抗しつつ、アンシーを1〜2枚基本地形にすることで不毛の大地に耐性を付ける、など色々考える余地はあると思います。

色を足して丸いハンデスを採用したことより、メインから対コンボ以外にも石鍛冶やコントロールにも対抗できて、黒のサイドも取ることができるようになったで、ニヴメイガス型における狼狽の嵐ような尖った構築はなくなった分、柔軟性が増し扱いやすくなりました。


ニヴメイガス型URもグリクシスカラーもそれぞれ違う強みがあるので、次の大会ではどちらを持ち込むか非常に悩ましいところではありますが、グリクシスパイロマンサーの構築以来のモチベーションを取り戻したので、メタを考慮しつつ自分に合う方を決めて、しっかりと調整し形にしたいと思います。

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